アニマネ開発日誌

アニメアプリのアニマネの開発日誌です。

iTunes ConnectのReporterがアクセストークン必須となる件について

iTunes Connectで取得できる情報の一つに、アプリ毎の日別ダウンロード数などを記録したCSVがあります。

これ実はReporterというツールを使うとコマンドラインで取得できます。

アニマネではデイリーで動かしてDBに取込み、他のデータと連携して分析に使っているのですが、 2017年8月からは従来必要だったApple IDとパスワードが不要になり、代わりにアクセストークンを利用する形に変更されます。

公式サイトも含めて日本語サイトの情報がなかったので、簡単な形ですが対応方法を記載しておきます。

対応方法

  1. Reporterを使っているアカウントでiTunes Connectにログインします。
  2. 売上とトレンドを開きます。
  3. 左上のプルダウンより「レポート」をクリックします。
  4. 初回ならページ上部に「Generate an access token now.」というリンクがあるので、それをクリックする。表示されていない場合は右上の「レポートについて」の「?」をクリックするとアクセストークン生成のメニューが表示されるので、それをクリックする。
  5. 表示されたアクセストークンをコピーする。
  6. 最新のReporterをダウンロードする。https://itunespartner.apple.com/assets/downloads/Reporter.zip
  7. Reporter.propertiesコピーしたにアクセストークンを追加

上記の作業を行えば問題ないと思います。 ちなみにReporter.propertiesにアクセストークンを追加する際のプロパティ名は「AccessToken」のようです。 Apple IDとパスワードは不要になるようなので、ファイルの内容は下記のような感じです。

AccessToken=xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx
Mode=Robot.xml

SalesUrl=https://reportingitc-reporter.apple.com/reportservice/sales/v1
FinanceUrl=https://reportingitc-reporter.apple.com/reportservice/finance/v1

もっと詳しい情報が欲しい方は公式を参照してください。 http://help.apple.com/itc/contentreporterguide/en.lproj/static.html

広告を示すmetaタグを入れた方がよいのではないかという話

広告タイトルにPR表記を入れるか入れないかという話。

しがないアプリながらも広告を配信している立場として思うことを書いてみます。

この記事では問題点の整理と業界全体としてどうしていった方がいいのかという話なので、 個人を攻撃する意図はありません。

で、色々な問題を解決するための方法としては<meta name=“advertisement”>みたいに広告かどうかを判別できるようにしたらいいんじゃないかと思った次第です。

実際にやるとなると、どこか大きい企業なり団体なりが周りを巻き込んで動かないといけないので、実施は完全に人任せなのですが(汗)

前提とか

最初に自分のポジションというか意見を明確にしときます。

  • 拙著のアプリではアニメ関連の記事をフィードとして流していますが、その中でネイティブ広告を配信しています。
  • 当アプリのネイティブ広告にはPRを入れています。
  • 読者としてはタイトルにも本文にもPR入れろ派(読む前に判断したい)
  • ただ、広告だから読むに値しないとは思っていなくて、面白いならそれでいい。
  • 広告配信者としてはクリック欲しいのでタイトルにはPRを入れたくないです。でも、利用者の信頼は失いたくないです。
  • 記事を書く立場なら、タイトルにPRは入れたくない。記事中には入れるかどうかはクライアントに任せるというスタンス。
  • 広告主にはなったことがないので何とも言えないけど、目的は自社の宣伝なので、PR入れたくない派になりそう。
  • 今回は記事広告(お金をもらってライターさんが面白い企画を記事にするようなやつ)を対象としています。

ダブルスタンダードというか何とか言うか、立場が変わると意見も変わりますです。 自分が読む時はPR入れろゴラァァァなのですが、自分のアプリの広告にはクリック欲しいのが本音です。

アプリのマネタイズってユーザーの利便性と収益化を天秤に掛けながら実装していくのですが、 自分のアプリでは結果としてPRは入れて、タップする前に広告と分かるようにしています。

世の中的な流れについて

今現在色んな議論がでているとおり、全体的な流れとしては広告であることを明記する方向に進んでいると思います。

広告業界の方から色んな意見がでるのは健全だなと思っていて、 彼らはクリックされて収益増えるし、広告主を世に広めるのが仕事なので、 そういう中から業界でネイティブ広告のガイドラインを策定したりするのはよい流れだと思うのです。

記事タイトルにPRを入れるか入れないか

  • 読む前に広告か判断したいので、入れるべき
  • 無駄にパケット消費したくないので、入れるべき
  • PRを入れるとCTRが下がるので、入れたくない
  • PRを入れるとタイトルスペースが削られるので、入れたくない

個人的には全部同感です。 なので、誰を大事にするかという話になってきます。

タイトルスペースが削られる話は、一般の人には分かりにくい話かも知れませんが、 記事タイトルってみんなが思っているよりも余裕がないのです。

1文字削るかどうかも死活問題なのです。

特にニュース系は一番厳しくて、少ない文字数で、中身をいかにして適切に表すかが重要で、 職人の領域になるとさえ僕は思っています。(広告の話とは若干ずれますが)

最初の数文字というのは特に重要で、記事が読まれるかどうかは出だしで決まるのです。 そういう中で最初に【PR】とか入れちゃって全角3文字分消費するのはかなり痛いのです。

記事タイトルにPRを入れない場合の問題点

PRを入れるか入れないの議論は置いておくとして、 システム的に問題になるのが、広告記事かどうかを判別する術がないということです。

例えば、はてブだとネイティブ広告(この場合はフィード一覧に表示している広告)にはPR表記が入っていますが、記事タイトルには入っていないのが大半です。

はてブで見た人は広告記事だと判別できますが、 それをTwitterとかでシェアすると、Twitter経由で見た人は読む前に判別ができません。

ややこしいのが、記事自体は広告じゃないけど、はてブだったりFacebookに広告として出稿してるケースもあります。

これらはシステム的には判別しようがないので、本エントリのタイトルで書いたとおり、 <meta name=“advertisement”>みたいなのを記事中に追加して、 記事一覧を配信するメディア側でPR表示するかどうかを判別できるようにした方がよいのではないかと思います。

PR表記するかを記事一覧を配信するメディア側に委ねる形です。

はてブで実装した場合、読む前に記事広告かどうかを表記することができます。 これが実現できれば、広告記事がホッテントリにあがっても判別ができます。

ライター側としては、考え抜いた記事タイトルにPRを入れなくても済むので、記事タイトルをPRで削られたくない人と、 広告ということを事前に知りたい人の要求を満たすことができます。

もちろん媒体依存になってしまいますが、アプリにしろサイトにしろ、 <meta name=“advertisement”>(が実装されたと仮定して)に対応しているサービスを使うという選択の自由があります。

PR入れる派、入れない派はもはや宗教が違うようにも思うので、少なくともシステム的に判別できるようにして、 あとは世の中の流れに任せた方がよいかと思うのですがどうでしょう??

偉い人達の検討を願います。

広告あれこれ

PRを記事タイトルに入れるかどうかは一旦おいておき、 広告を示すメタタグを入れた方がいいんじゃね?というのが本エントリの趣旨なのですが、 書きたいことは書いたので、あとは広告うんぬんについて適当に感想でも。

単なる蛇足です。

そもそも広告の是非について

自分の観測範囲という曖昧な話ですが、はてブの人達とか、広告業界の人達、メディアの人達がワーワー言っていても 一般の人はそこまで広告に関心はない印象です。

そもそもPR入ってても広告と認識してなかったりしますし。

Web広告が特殊なのもありますが、スポンサーが入っているかどうかとか考えず、 自分が面白いと思ったらシェアするし、そうじゃなかったらしないだけの人が大半なのかと思います。

アメブロとかであるような、芸能人のステマとかは酷いと思いますが、 読んでる人達はあまり気にしていない印象です。

これはTV広告も同じだと思うのですが、◯◯がCMに出てるから化粧水を買ってみたとか、 そういうレベルだと思うのです。(TVCMの話を持ち出すとややこしくなるので割愛します)

ちょっと上から目線な言い方になっちゃいますが、 リテラシーが高い人なんてのは絶対数が少ないので、業界全体が過剰にならない程度に自粛してればいいんじゃないかと思っています。

タイトルに注意書き入れだしたらキリ無くね?という件について

読む人に気を使いだしたらキリが無いのはそのとおりだとは思いますが、 書き手が気を使うかどうかは重要だと思うのです。

広告だけじゃなく、読む人のことを考えて【エロ注意】【グロ注意】とか書くことで、 読者に気を使ってる人もいますし、 そもそも政治とかジャンルの話はタイトルで分かるので問題ないかと。

不快感を感じる層が一定いるのであれば、それを記事タイトルに含めてあった方がやさしいよねという話です。

もちろん入れなくてもよいのですが、その場合は記事に不快感を感じる一定層の心象がよくないと思うので、 そういうのも考えてタイトルを決めるのが記事を作成する側の責務だと思います。

最近のインターネットとか

嘘を嘘と見抜けないと掲示板を使うのは難しいとは昔からよく言われていましたが、 最近のインターネットってなおさらその傾向が強いと思います。

昔の2ちゃんねるとかはアングラ感が強かったので、嘘が多い前提でみるのは分かりますが、 最近はWELQの件とかを考えると、ネット上の情報の真偽がますます怪しくなっていると感じます。

そういう中で、広告なのかそうじゃないのかというのは、情報を判断する上での大きな基準となるので、 広告だと示すのは必須になってくると感じます。

ただ、ビジネスサイドの言い分も理解できるので、Webに関わるものとしては、 いい塩梅で折り合いをつけつつ、業界全体がよくなっていけばいいなと思う次第です。

アイドルマスター SideM公式サイトのイースターエッグ

HTMLソース見たら、プロデュースを頼まれたというだけの話なんだけど、こういうのに出会うとほっこりする。

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アプリを作ってる関係で、公式サイトは色々見るんだけど、 ちゃんと作ってあって、制作された方の好感度が高いです。

アニメ公式サイトって同じ制作会社が過去のサイトを使いまわしたりしてて、 酷いソースのサイトもあるんだけど、アイマスSideMのサイトはちゃんとコンセプト持って作ってるっぽい。

マウスオーバーとかスクロールによってアニメーションが入っているんだけど、CSSアニメーションで実装してるあたりを見ると、 制作が結構大変だったんじゃないかなぁという印象です。

特にオチも何もないんだけど、普段全く見ないアイドル系アニメをちょっと見てみようかと思いました。